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脳貧血・低血圧:貧血と間違えやすい疾患!

脳貧血・低血圧
脳貧血,低血圧

「学校の朝礼で長い時間たっていると、くらくらっとして倒れてしまう。」
「急に立ち上がると、目の前が大きくゆがんでくらくらする。」
こういった症状が出たら「貧血だ!」と思っていませんか? 実はこれ、貧血とは違うのです。


脳貧血

症状

  • 集会や朝礼で立っていていたら、目の前がスーッと暗くなって倒れてしまう。
  • しゃがんだり座った状態から立ち上がると、くらくらと立ちくらみがする。
  • だんだんと気分が悪くなり、冷や汗が出たり顔色が急に悪くなる。

こういった症状は典型的な脳貧血の症状です。めまいや吐き気等を感じる場合もあります。
意識がある場合は自分で対処したり回りの人に助けてもらうことができますが、そのまま力が抜けて倒れてしまう事も多いんです。倒れ方が悪いと頭を強く打って大変なことになります。また、貧血と似た症状が多いので、病院で検査を受けることをおススメします。

メカニズムと原因

脳貧血は「起立性低血圧」とも呼ばれ、脳へ送られる血液の流れが一時的に阻害されることで起こります。血液自体が薄いとか、血液中の成分が不足しているわけではありません。
心臓から脳へ血液を送る際、重力に逆らうために勢いをつけて血液を送り出しています。また、逆に急に脳から心臓へ流れ込まないように逆流防止弁が付いています。この勢いや弁の調節をしているのは自律神経なのですが、疲れ・睡眠不足・ストレスなどが原因で自律神経が正常に働かなくなってしまうと脳貧血を起こしやすくなります。

治療方法

自律神経の働きを正常にすることで脳貧血の症状を改善することができます。
手軽にできる方法としては、入浴時に温かいお湯と詰めたい冷水のシャワーを交互に数回浴びます。全身に刺激を与えることで、自律神経の働きを活発化させることができます。入浴中に湯船から立ち上がる時に起こりやすいので、倒れないように注意しましょう。
また、睡眠不足は自律神経の働きを低下させてしまうので、規則正しい睡眠習慣を付ける事も大切です。

低血圧

症状

朝起きるのが辛い、午前中は身体がだるく疲れたように感じる、といった症状が特徴です。また、めまいや立ちくらみ、冷えなど貧血や脳貧血にも見られる症状があるため間違えやすい事も多いんです。

メカニズムと原因

全身から心臓へ血液を戻すときの勢い「最小血圧」が60mmHg以下、心臓から全身へ送り出すときの勢い「最大血圧」が100mmHg以下になると低血圧と呼びます。
体質的に低血圧である人が多く、他の疾患や病気などとは関係ない場合がほとんどです。しかし、全身の血流が良くないため、うっ血しやすく末端部分では冷えなどの症状が現れやすくなります。
また、長時間立ち仕事などをしていると重力に血流が負けてしまい脳貧血に藻なりやすいのです。

治療方法

症状の程度は、軽度であれば生活習慣の改善や低血圧との付き合い方を考えるだけでも、予防・軽減することができます。
朝が辛い場合には、起床後に熱めのシャワーを浴びると自律神経の働きを活発化させることができるので効果的です。また、適度な運動で身体を動かすようにするのもお勧めです。
しかし、生活に支障が出るほど辛い場合には、血圧を安定させる薬などを病院で処方してもらう事もできます。