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骨粗鬆症(骨粗しょう症):貧血の人は注意が必要!

骨粗鬆症(骨粗しょう症)
骨粗鬆症

骨に鬆(す)が入る、という名前の通り、骨の中身がスカスカになってしまう病気です。特に中高年の女性に多く見られる疾患でしたが、最近では若い女性にも増えています。また、人間は元々20〜30をピークにだんだんと骨の中のカルシウム量が減って行きます。そのため、男女ともに貧血症状が見られる人は、骨粗鬆症になりやすいといわれています。あなたの骨は大丈夫ですか?


骨粗鬆症(骨粗しょう症)とは

原因

骨粗鬆症はガイドラインに従って、遺伝的な要因の原発性のものと後天的な続発性のものに別けることができます。先天性の場合、骨を作るための機能に生まれつき異常があるため骨を正常に作る事ができないというものです。
続発性のタイプは、閉経・老化などの原因の他に、何らかの疾患が原因で骨がすかすかになってしまうものです。
閉経後の女性に多いのは、”閉経”と”老化”2つの原因が重複して起こるものなので若いうちに骨密度を高くしておくことで発症を防ぐ事が期待できます。

症状

骨がスカスカになってしまうと、身体を支えきれなくなり関節に負担がかかります。そのため、膝や腰など関節の軟骨が磨り減り痛みを感じる事もあります。骨折しやすいというのも大きな特徴の一つです。
また、骨の中では毎日赤血球が200億と白血球・血小板が必要に応じた量で生産されています。しかし、骨密度が低くなることで血液を必要な分だけ作れなくない貧血症状を引き起こします。

貧血と骨粗鬆症(骨粗しょう症)の関係

骨の役割り

骨は身体を支えるためだけではなく、私たちの身体を健康に保ち成長するために必要な血液を作り、免疫機能とも深い関わりがある重要な器官なんです。
骨の中の骨髄には造血細胞という血液の元になる細胞があります。この細胞が血液に必要な鉄などの材料を脾臓や肝臓からもらい、血液を作り出します。また、身体を守るバリア機能を備えたリンパ液も骨髄で作られています。
そのため骨の中がスカスカになってしまうと、身体がだるい、疲れやすいなどの貧血症状や病気にかかりやすい身体になってしまう可能性があります。

女性に多い理由

骨髄の中で血液を造るために必要なカルシウムを補給し血液を造るように促しているのが、エストロゲンと呼ばれるホルモン物質です。
女性は年齢にあわせてエストロゲンの分泌量が変化しますが、特に中高年の閉経後は急激にエストロゲンが減少します。そのため、血液の生産に必要なカルシウムが骨に蓄えられず、骨がすかすかになってしまうんです。
また、貧血状態が続いている若い女性の体内でも、生殖機能が低下してエストロゲンの分泌量が低下している場合があります。そのため急激なダイエットや生理不順が続いている若い女性にも骨粗鬆症と診断される人が増えているんです。

予防と対策

貧血対策=骨粗鬆症予防

身体が大きくなる成長期には、骨も急ピッチで作られ成長しています。成長が止まると骨の成長も止まります。そのため成長期が終わる20歳くらいまでの間に、その人の骨密度が決まることになります。
その後は減少していく一方です。ですから、成長期のうちにしっかりとカルシウム・鉄分・ビタミンDを取り、適度な運動と日光による紫外線を浴びて骨を強く成長させておくことが最も効果的な骨粗鬆症の対策方法と言えます。

内服療法

骨折などが原因で精密検査を受け、骨粗鬆症と診断されると、その進行具合によっては内服治療が行われる場合もあります。また、遺伝的な要因が原因だったり、閉経による急激なエストロゲンの減少で食事や運動などでは対処できない場合にも、薬による治療が効果的です。
しかし、他の疾患が原因の場合、その疾患を治療するための薬が骨粗しょう症を発症させている場合もあるので、一概に内服治療ができるとは限りません。