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がん:貧血で見つかる疾患

ガン
ガン,癌

日本人のガンにかかる確率は非常に高く、発見が遅れてしまうと大変なことになります。ですから、早期発見・早期治療がとても重要です。貧血から精密検査を受けた結果、ガンは発見されたというケースも増えています。また、大腸ガンや直腸癌、胃がんなど、便の中に血液が混ざることの多い疾患は、排便時に異変に気づく事もあります。ひんけつかどうかを正確にするためには血液検査を行わないとわかりませんが、日常生活の中でも自分の身体の異変に気が付くきっかけが沢山あることを知っておくと良いですよ。


癌と貧血

ガンの発見

貧血は、ガンの早期発見のきっかけになることがあります。しかし、癌によって貧血の症状が現れるメカニズムは、癌の種類によって違っています。そのため、めまいや立ちくらみなどの症状が現れる進行段階もばらばらで、一概に早期発見できるとは言えません。
特に中高年になってから症状が現れた場合には、がんの可能性を疑うことが大切です。ですから、鉄剤や輸血などの治療を始める前に、何が原因であるかを突き止めるための精密検査を行う必要があります。

続発性貧血(二次性貧血)

癌のために貧血になることを「続発性貧血」といいます。他の病気が貧血の原因となっている時に使われので、腎臓病や肝臓病、リウマチなどによる貧血の場合も同じです。
ガンの場合、胃腸や子宮ガンによる貧血症状は、失血による失血性や鉄欠乏性が多く見られます。しかし、肝臓がんや腎臓癌になると鉄の利用障害による鉄欠乏性になる可能性もあります。同じように貧血の症状が現れたとしても、その発症メカニズムが違うので、治療方法も原因に合わせて変えなければいけないんです。

がんで見られる貧血の特徴

失血性貧血

胃がん、大腸ガン、子宮ガン、膀胱がんなどの場合には必ず出血を伴うため、出血が長期間続くと、失血性の鉄欠乏性貧血になります。そのため、鉄剤や食事療法を行うだけでも症状はある程度改善されることがあります。しかし、出血があることに気が付かず、ただの貧血だと勘違いして鉄剤や食事で症状が改善してしまうと、がんを発見するきっかけを失ってしまいます。

再生不良性貧血

がんの治療では放射線治療が用いられることがあります。臓器内や骨髄の中で悪さをしている癌細胞を壊すための治療ですが、がん細胞だけでなく血液を作り出す大切な役割りをしている造血細胞や生殖細胞も壊してしまうこともあるんです。すると、再生不良性貧血を発症しガンの治療中にも貧血症状が見られるようになります。
また、自分の身体自体ががん細胞を異物と判断し、排除しようと免疫機能を過剰に働かせてしまう事もあります。するとがん細胞だけでなく、周辺の正常な細胞まで攻撃されてしまい、自己免疫性溶血性貧血を引き起こす事もあります。

骨髄への転移

癌細胞は骨に転移することがあります。癌細胞が骨髄内に入り込んでしまうと、造血を抑制するサイトカインという物質を作り出すことになります。サイトカインはそれだけでも造血を抑制して正常な血液が造れなくなってしまうのですが、造血細胞に刺激を与えて血液の作れない造血細胞に変化させてしまうという働きもあります。ですから、骨髄にがん細胞が入り込まないうちに効果的な治療を行うことが大切です。