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痔で失血性貧血や鉄欠乏性貧血になることも

痔
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自分では全く健康だと思っているのに、健康診断などで貧血だと言われたら、それは”ぢ”が原因の失血性貧血や鉄欠乏性貧血かも知れません。
日本人は他の国の人に比べ痔が悪化することが多いということがわかっています。日本人は、痛みや出血などの症状が現れても病院へはなかなかいかず、一人で悩んだり自己治療を行う人が多く、長期間放置したり間違った自己治療を行ったりしている事があります。
生活に支障が出るほどの痔主になる前に、早期発見・早期治療を行いましょう!


切れ痔(裂肛)

原因と症状

便秘で便が硬くなってしまったり、無理にいきむことが原因です。肛門の外側の皮膚が裂けてしまうことでキズができます。そのため、排便時に出血したり痛みを感じるのが特徴です。女性に多く、妊娠・出産・分娩時になることが多いタイプです。
一般的には大量出血にならないことが多いのですが、避けた部分が大きかったりうっ血している所が切れると便器が真っ赤に染まり、びっくりします。軽度であれば1〜2週間で自然治癒しますが、頻繁に出血が続いていると治りにくくなり、貧血の原因になります。

治療方法

軽度であれば、貧血の原因になるほどの出血はありません。早いうちに治すことが大切です。柔らかい皮膚にキズができている状態なので、肛門周辺は清潔に保ちましょう。しかし、キズが治りにくい場合には、早めに病院へ行くことが大切です。
また、排便時に痛みを感じることが怖くて必要以上に肛門に力を入れているとうっ血しやすく肛門が狭くなってさらに便秘が酷くなる…という悪循環になってしまいます。ウォシュレットを上手に活用してスポンと排便できるような習慣をつけることがポイントです。

いぼ痔(痔核)

原因と症状

裂肛を繰り返して慢性化すると、皮膚が膨らんだ「見張りイボ」が肛門周りにできます。また、排便や分娩時に強くいきむことで、肛門周辺にある静脈がうっ血し膨らんでしまいます。膨らんだ部分が、肛門の内側にある「内核痔」は、痛みは少ないのですが出血量が多く知らない間に貧血になっている場合があります。また、外側にできる「外核痔」は排便後に紙で拭いて傷を擦ったり雑菌が入りやすいので腫れたり痛みを強く感じたりします。

治療方法

うっ血しない様に、下半身特に腰周りを冷やさないことが大切です。また、長時間同じ姿勢を続けていると血行が悪くなりうっ血しやすくなります。定期的に立ち上がったりストレッチをするのがおすすめです。
内核痔は、出血を確認しないと気が付かないことが多いのですが、放置しておくと穴痔に進行してしまうキケンがあります。肛門の内側に届く軟膏や座薬タイプの薬を使用したり、ぬるま湯のお風呂に長めに浸かり、肛門周辺のうっ血を取り除くのも良い方法ですよ。

痔ろう(穴痔)

原因と症状

肛門周辺の皮膚が炎症・化膿してしまい、膿が行き場を失ってでん部に穴を開けてしまうタイプです。比較的男性に多いのですが、内核痔を放っておくと穴痔に進行してしまうケースもあります。
日常生活程度では、穴が空いた部分からの出血することはあまりありませんが、運動したり刺激が加わると化膿した部分から出血します。また、化膿によってできたトンネルは膿が排出された後も残ってしまうので、穴痔を繰り返しやすく刺激により出血する機会も増えてしまいます。

治療方法

穴が開いて何度も繰り返す痔ろうには、穴をふさいだり膿を取り除くといった外科手術での治療が効果的です。軽度の場合であれば日帰り入院で治療できる事もありますので、早めに診察を受けることが大切です。炎症や化膿は市販の薬を使って改善することができる場合もありますが、内部の状態は自分ではわかりづらいので自己治療だけで治そうとするのはおススメできません。