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胃潰瘍・胃炎が出血性貧血をもたらすことも

胃潰瘍・胃炎
胃潰瘍,胃炎

胃潰瘍や胃炎など消化器系の疾患は、ひどくなるとただれるだけでなく出血してしまいます。しかし、体の中で出血しているため、そのくらいの量とか頻度で出血しているのか分かりにくいですよね。そのため、自分では気がつかないうちに慢性的な貧血症状になっていることが多いんです。一度、胃潰瘍や胃炎になったことのある人は、何度も繰り返す可能性が高いので、定期的に検査を受けたり日頃の生活習慣に気を注意することが大切です。


貧血と胃炎の関係

胃や腸の粘膜がただれ、そこから出血することで慢性の鉄欠乏性貧血になるケースが増えています。胃炎や胃潰瘍など消化器系の疾患は繰り返しやすいため、一度かかったことのある人は治ってからも食事やストレスなどに気をつける必要があります。また、貧血症状のなかには、「氷食症状」というものがあります。氷を食べたくなってしまう症状ですが、氷を食べ続けると胃を冷やし、消化・吸収の働きを低下させてしまいます。そのため、胃に負担がかかりやすくなり、胃炎や胃潰瘍を引き起こすケースもあります。

胃炎

原因と症状

胃がきりきりと痛い、重くもたれた感じがある、胸やけがする、などが胃炎の典型的な症状で、胃酸過多や消化不良によるものが一般的です。暴飲暴食などの食生活の乱れ、ストレス、刺激物の過剰摂取などが原因となる急性胃炎と、ぴろりや別の疾患、急性胃炎を繰り返すことによる慢性胃炎があります。神経性などの急性の場合、2〜3日で自然と症状が収まることが多いので、タダレ具合や出血の有無などがわからず慢性に繋がるケースも増えています。

治療

貧血を引き起こしている症状が現れている場合には、胃の負担を少なくする食事療法や胃粘膜を保護する薬を使った内服治療とあわせて、貧血の改善治療も行われます。この場合、貧血を改善するためのレバーや牛乳などを食べる時にも、胃に負担がかからないように消化の良い形にしてから、少しずつにわけて食べるようにします。また、出血量が多い場合には、緊急処置として手術が行われる場合もあります。また、びらん性・萎縮性・逆流性など症状によって治療方法も変ってくるので早期発見が重要なポイントとなります。

胃潰瘍

原因と症状

胃潰瘍や十二指腸潰瘍は、自分の消化液で胃や腸の壁を溶かしてしまい、穴が開いてしまったり傷ついた状態になる疾患です。胃や腸の動きが悪く消化液が一箇所に溜まってしまったり、過剰に消化液が分泌されることで起こります。胃炎と同じように胸焼けや胃もたれ、腹痛などの症状も見られますが、さらに症状がひどい場合が多いため吐血や下血が現れる事もあります。また、排便時に黒く酸化した血便が見られた場合には、潰瘍による出血が原因となっている事も考えられます。

治療

出血がひどい場合には出血を止める処置が行われますが、胃壁・腸壁を溶かしてしまう消化液の分泌を抑える処置も早急に行う必要があります。消化液の分泌システムには、自立神経やホルモン物質の分泌と大きなかかわりがあります。そのため、他の疾患が隠れているケースも多く、胃粘膜・腸粘膜の保護・修復治療を行いながら、消化液の分泌量を正常に戻すための治療も行います。また、刺激物を含んだ食品は消化液の分泌を活発にさせる働きがあるため、治療中だけでなく回復後にも刺激物の摂取は控えるようにしましょう。