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貧血の検査方法:献血や健康診断でも見つけられる!

貧血の検査方法
貧血検査

貧血は、人によってほとんど症状が出ないまま進行していく場合もあります。
そのため、自覚症状のないまま健康診断や献血など身近な血液検査で発見される事も多いのです。
普段から全く健康だと思っていたのに、貧血と診断されるとみなさんとてもびっくりするんですよね。しかし、貧血の影には重大な病気が隠れている事もあります。これが精密検査を受けるきっかけになり、偶然にも重大な病気を早期発見できたというケースも珍しくないんですよ。


こんな検査で貧血を見つけられる

セルフチェック

「下まぶたを伸ばしてか鏡で見ると、内側部分に太い血管が何本も通っているのがわかる」というようなセルフチェックは、自分でも簡単に行うことができます。特に成長期や妊娠期間中、月経期間中などの鉄分が不足しやすい状態の人は、頻繁にセルフチェックを行いましょう。
健康状態の良い時のまぶたや口の中の様子を知っておけば、簡単なチェックだけでも健康状態が悪くなった時に気が付くことができます。

貧血症状のセルフチェック

人間ドック・健康診断

会社や学校などで定期的に行われる人間ドックや健康診断でも、血液検査を行えば貧血かどうか知ることができます。
中には、ガンや肝臓病、心臓病などの重大な疾患が隠れていて症状が出ているという事もあります。健康診断や人間ドックで貧血が見つかった人は、できるだけ早く内科や婦人科を受診して貧血の原因を明確にしましょう。

妊婦検診・献血

貧血になりやすい妊娠期間中には、定期的に貧血検査を行うことが大切です。妊婦検診の時に血液検査で貧血かどうかを確認することができるので、妊娠期間中は最低でも3回以上は検査を行うのが理想的です。
また、ヘモグロビン濃度の低い貧血の人は献血することができません。そのため、献血前には必ず血液検査が行われます。献血前検査で貧血が見つかったら、健康になってから献血を行ってくださいね。

検査の種類と方法

血液検査

血液検査では、0.5mlの血液を採血し遠心分離機にかけて成分の濃度や状態を分析します。赤血球数・ヘマトクリック・血小板数・ヘモグロビン濃度・トランスフェリンなど、血液の成分や濃度などは自動で計測されます。これらの数値の状態やバランスから、貧血を引き起こしている原因や種類を予測することができます。

骨髄穿刺検査

血液を作り出す重要な機関である骨の中を通る骨髄の一部を採取して行う検査です。
この検査では、血液を作り出す”造血能力”を知ることができます。貧血の治療を行ってもなかなか回復しないという場合には、他の疾患の可能性も考えてこの検査を行うことがあります。穿刺検査の前に血液検査でトランスフェリンやフェリチンの検査を行った場合、そこでも血液中の鉄分の生産や代謝に関する能力も調べることができます。

血液検査でわかること

ヘモグロビン濃度

赤血球に含まれるヘモグロビンの量は、一定の赤血球の中にどのくらいヘモグロビンが含まれているかで知ることができます。健康な成人男性の場合「13〜14mg/100ml」女性の場合「12〜15mg/100ml」が基準量になります。血液検査を行った結果、これ以下の数値が出ると貧血と判断されます。赤血球が十分に足りていてもヘモグロビンが足りなければ酸素や栄養が十分に運ばれません。

ヘマトクリット

血液中にどのくらいの割合で赤血球が含まれているか、赤血球の容積をパーセントであらわしてみるものです。成人男性で40〜50%女性は36〜45%が基準値です。
ヘモグロビンが少なくなると赤血球は小さくなり、さらに血液中に含まれる数も少なくなります。そのため、貧血になるとヘマトクリット値は高くなります。

MCV・MCH

MCVは赤血球の平均容積の値を表し、MCHは赤血球に含まれる平均ヘモグロビン数を表しています。MCVは80〜96、MCHは26〜33が正常値とされています。
このほかにMCHC血小板数の検査もあり、これらのバランスから、鉄欠乏性や慢性出血による貧血、溶血性貧血などの特徴をつかむことができます。