+貧血

貧血の原因は鉄やヘモグロビンが不足することによる赤血球造成異常

貧血の原因
原因

「貧血なんて良くあることだから特別な病気じゃないし、病院になんて行かなくても平気」なんて思っていませんか?
しかし、頻繁に症状が現れる場合、重大な病気が原因として隠れていたり、注意すれば簡単に治すことが出来るものでも放っておくと深刻な事態になってしまう事もあるのです。
快適な日常生活を送るためにも、貧血を引き起こす原因をはっきりさせ、早期治療を行うことが大切です。


貧血って?

血が足りないの?

「貧しい」「血」と書いて「貧血」というくらいですから、血液が足りなくなっている状態だと思っていませんか?でも、そうじゃないのです。血液が足りなくなるのではなく、血液中のヘモグロビンと呼ばれる(血色素)の濃度が低くなる状態をいいます。
ヘモグロビンは、赤血球の中に含まれているもので、全身に酸素を運ぶ役割りをしています。そのため、濃度が低くなると身体に必要な酸素が十分に行きわたらなくなり、めまいや疲れ、息切れ、頭痛、顔色が悪くなるなど様々な症状が表れます。

女性に多いのは…

貧血が起こる原因の多くは鉄分が不足することでおこる鉄欠乏性貧血です。特に鉄分が不足しがちな女性は危険性が高く、男性より女性の方に多いのが特徴です。このことから、貧血自体が女性の病気と思われている事も多いようです。
女性に多い理由としては、ダイエットやストレスによる不規則な食事や月経による出血などの原因が挙げられます。しかし、鉄欠乏性以外にも溶血制や巨赤芽性など色々な原因があるので、女性特有の疾患とは言い切れません。

ヘモグロビン濃度

基準値

ヘモグロビンを含む赤血球は、1立方ミリメートル中に450万〜500万個も存在しています。この赤血球100ml中に含まれるヘモグロビンの量によって貧血かどうかが判断されますが、一般的な成人男性の場合13〜15g/dL女性の場合11〜12g/dL以上あることが必要とされています。この基準を下回ると貧血と診断されます。献血や血液検査などでは、ヘモグロビンの濃度をパーセントで表示する事もあります。

脳貧血はヘモグロビン濃度と関係ない?

急に立ち上がった、運動をした後に立ちくらみやめまいを起こす「脳貧血」は、血液中のヘモグロビン濃度が原因ではありません。ほとんどの場合、一時的に脳へ血液が送られる量が低下したり血液が足りなくなったりすることが原因ですので、正しくは”貧血”と”脳貧血”は全くの別物であるといえるのです。

どんな時になるの?

出血がある時

出血により血液が失われると、体中に必要な酸素を供給するための赤血球も不足してしまいます。そのため、交通ジコのように外傷を受けたときはもちろん、胃炎や痔など少量のでも慢性的に血液が失われていると貧血を起こしやすくなります。女性の場合、月経や出産といった場面では短い期間に大量の血液を失うことになるので、普段より注意しておく必要があります。

不足した時

ヘモグロビンを含む赤血球は、必要な栄養素が足りなくなると作られなくなってしまいます。そのため、過剰なダイエットや偏った食事を続けている事も貧血の原因になります。
また、成長期で体や内臓が急激に発達している時期や胎児がいる妊娠期には、体全体が大量の酸素を必要とします。そのため、成長期や妊娠中も貧血になりやすい時期といえます。さらに、血液の多くは骨で作られます。しかし、中高年になり骨粗しょう症で骨密度が下がったり、骨髄の造血能力に何らかの異常がある場合なども貧血になりやすくなります。